Education & Training Support Center

Education & Training Support Center

埼玉医科大学国際医療センター
病院長
佐伯 俊昭

医学は常に温故知新

 前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見いだし自分のものとすること。これが温故知新の意味とされています。医学的知識は、私が医師となった40年前に学んだ10倍となっています。医学の進歩の速さに驚くばかりです。さて、医療は医学と呼ばれる学問の上に成立しています。医学のみならず、現代医療は、患者は勿論のこと、その家族まで守備範囲を広げています。つまり現代の医療は、様々なケアの提供に支点が移り、従来必須ではなかった遺伝カウンセリング、就労支援、患者の妊孕性、遺族外来、等等の整備が質の高い医療施設として必要とされる時代となりました。患者さん中心の医療を提供する国際医療センターでは、これらすべてのケアを必要とする患者に対応できるような知識と技術を常に身に付ける目的で、教育支援センターが中心となり、安心で安全なケアを提供する職員のニーズに答えています。

埼玉医科大学国際医療センター
教育支援センター長
根本 学

人は己を振り返ることで
成長する

 一昔前の医学教育は「まねる(学ぶ)」が主流でした。研修医や新人看護師は、上級者が行う一挙一動に注目して手順や注意点などを学び、実際の場で上級者の指導の下に経験を重ねてきました。しかし、この学習法では失敗が生じる可能性が高く、患者さんに不利益を生じさせてしまいます。「失敗は成功の母」とか、「七転び八起き」など、失敗しても方法の誤りや失敗の原因が判れば上達するとされていますが、医療では失敗は許されません。また、「まねる」では、基本的なことは学習できても、新しいことや応用力を身につけることはできません。当医学教育支援センターは職種を問わず、社会の変化をいち早く捉える生涯学習能力と変動する環境下で的確に動くことができる実践力の修得を目的に、様々な教育に取り組むことを理念として設立されました。基本手技や医療の質を確保するための学習ではなく、個々が自己を振り返る自己啓発を促すことで、安全で質の高い医療を実践できる人材育成に取り組んでいます。

医学は常に温故知新

埼玉医科大学国際医療センター
病院長
佐伯 俊昭
 前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見いだし自分のものとすること。これが温故知新の意味とされています。医学的知識は、私が医師となった40年前に学んだ10倍となっています。医学の進歩の速さに驚くばかりです。さて、医療は医学と呼ばれる学問の上に成立しています。医学のみならず、現代医療は、患者は勿論のこと、その家族まで守備範囲を広げています。つまり現代の医療は、様々なケアの提供に支点が移り、従来必須ではなかった遺伝カウンセリング、就労支援、患者の妊孕性、遺族外来、等等の整備が質の高い医療施設として必要とされる時代となりました。患者さん中心の医療を提供する国際医療センターでは、これらすべてのケアを必要とする患者に対応できるような知識と技術を常に身に付ける目的で、教育支援センターが中心となり、安心で安全なケアを提供する職員のニーズに答えています。

己を振り返ることで成長する

埼玉医科大学国際医療センター
教育支援センター長
根本 学
 一昔前の医学教育は「まねる(学ぶ)」が主流でした。研修医や新人看護師は、上級者が行う一挙一動に注目して手順や注意点などを学び、実際の場で上級者の指導の下に経験を重ねてきました。しかし、この学習法では失敗が生じる可能性が高く、患者さんに不利益を生じさせてしまいます。「失敗は成功の母」とか、「七転び八起き」など、失敗しても方法の誤りや失敗の原因が判れば上達するとされていますが、医療では失敗は許されません。また、「まねる」では、基本的なことは学習できても、新しいことや応用力を身につけることはできません。当医学教育支援センターは職種を問わず、社会の変化をいち早く捉える生涯学習能力と変動する環境下で的確に動くことができる実践力の修得を目的に、様々な教育に取り組むことを理念として設立されました。基本手技や医療の質を確保するための学習ではなく、個々が自己を振り返る自己啓発を促すことで、安全で質の高い医療を実践できる人材育成に取り組んでいます。
〒350-1298
埼玉県日高市山根1397-1
埼玉医科大学国際医療センター
教育支援センター